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のっけから恐竜じゃないものの紹介で恐縮ですが・・・ 化石には、さわさわとした、コウモリの毛みたいに見える構造物が残ってます。 形は鳥の羽毛とずいぶん違いますが、おそらく由来は同じなのかと・・・ つまり、あまり構造が複雑化してない段階の羽毛なんじゃないかと思います。 羽毛の起源が恐竜以前にさかのぼる可能性を示す重要な化石です。 |
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たとえばディロフォサウルスのようなものの、足跡というより、どっかと座った跡。両足の間にはっきりと、地面を刷毛でさすったような痕跡が見て取れます。 いわば「腹毛」のようなものです。私的には腹黒かったりしたら面白いですが、色は皆目わかりません。 |
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原寸で大集合!! 壮観ですが、それだけでなく鼻の穴の位置(従来モデルよりかなり口先近くにある)や、唇とその周辺(歯が隠れている)など、現時点での最新の学説を反映したものに仕上がっています。 |
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本博ではドイツ産も展示されていますが、フランス産のこちらはずっと大型です(といってもアヒルサイズですが・・・)。 |
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なんだか、手のところに指以外の筋のようなものが見えます。 この筋は昔、水かきだと思われた(つまりアヒルのような暮らしをしていた)こともあったらしいのですが、水かきではなかったようです。 私にはこれが何なのか正直よくわかりませんが、もしかして風切羽の痕跡だったら面白いな! と思ってます。 |
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尻尾のところにぶっとい毛のようなものが並んでいます。相当硬そうです。これも翼竜の体をおおっているものと同様、一種の羽毛だと考えられています。 |
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このプシッタコサウルスが生きていたとき、羽毛がここだけに生えていたのかでしょうか? それとも、ヤマアラシの背中のように硬い構造物と柔らかい構造物が混ざって生えていて、硬い部分だけが化石に残ったのか、興味はつきません。 |
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中国・遼寧省で見つかったプシッタコサウルス(あるいはごく近縁の別属ともいわれる)には、1頭の成体と34個体の赤ん坊がひとかたまりに化石化したものが知られています。成体のサイズからいうと、いっぺんに産むには多すぎるので、赤ん坊の少なくとも一部は自分の子ではないともいわれています。 もしかすると、ですが、恐竜にも「ヘルパー」や「保育園」のようなものがあったということを示しているのかもしれませんね。 |
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大腿骨の遠端、簡単に言うとひざの裏あたりの骨がとても深くえぐれて溝になっていることがわかります。この溝には相当な量の筋肉が通っていたみたいなので、この恐竜、巨体の割に結構速く走ったりできたのかもしれません。 |
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哺乳類以外の脊椎動物(背骨を持つ動物)には、歯が一生涯生えかわるという性質があります。 ハドロサウルス類や角竜類、それとごくごく一部の竜脚類は、それを応用して(?)、古い歯がすり減りもしないうちに新しい歯が次々と生えてきて、全体が強固なおろし金のようになり、植物を咀嚼する「デンタルバッテリー」という構造をそれぞれ独自に発達させました。 このデンタルバッテリー、ズケンゴサウルスやフアシアオサウルスのような超大型ハドロサウルス類の場合、上下の顎合わせて1500~2000本くらいの歯で構成されていたようなんです。 写真はズケンゴサウルスの顔を下から見上げたところ。洗濯板(お若い方はご存じないかも)みたいなデンタルバッテリーが見えます。
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眼のところに骨の輪っかみたいなものがあります。これは漢字表記だと「鞏膜輪」や「強膜輪」とよばれるもので、10数枚の骨(鞏膜骨あるいは強膜骨)が組み合わさって作られています。眼が発達した脊椎動物に多く、鳥を含む爬虫類でよく発達しています。一部の魚や絶滅した両生類にもみられますが、化石種を含めても哺乳類では知られていません(哺乳類の祖先に近い動物ではしばしばみられます)。 眼を保護する大事な骨ですが、絶対にないとやっていけん、というほど必須ではないようで、同じグループ内でもある奴とない奴がいたりします。また、ほんとうはかなりの恐竜が鞏膜輪をもっていたと思うのですが、化石として見つからないケースのほうが多いです。その理由には地中に恐竜の死骸が堆積する前に、他の動物が食べちゃうということもあるんじゃないでしょうかね~。私が飲兵衛だからそう思うのかもしれませんが。まぐろや金目鯛の目玉が旨いもんで、つい。 |
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変な角度から見ると、意外な特徴がわかったりもします。これはある恐竜の上顎の前歯(切歯)ですが、あえて種類は記しません。会場で探してみましょう。板付きのカマボコを立てたような独特の8本の前歯(上顎限定)は、この仲間○○○ン○○○ル○類が共通して持っている大きな特徴です(ごく一部の例外や、標本によっては、化石化の過程で前歯が壊れているものもあります。あしからず)。 |
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ボタン操作で動かせる人気者、ロボットのティランノサウルスです。同じ仲間のユティランヌスやディロンの発見などに基づいて、足や顔面など一部を除いたほぼ全身羽毛付きで復元されています。 口をあけるとずらっと鋭い牙が並んでいます・・・ |
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が、口を閉じると一転、最新の学説にのっとって、唇に歯がちゃんと隠れるように復元されています。口を閉じた時も歯がむき出しのままだと、体から水分がどんどん蒸発してしまいます。それに、雑菌やウイルスも無防備で吸い込んでいくことになるから、病気にもかかりやすくなりますしね。 口を開けたときの迫力と閉じたときのリアルさ、両立させたロボットなんて、わたしゃここで初めて見せてもらいました!! |